人生逆転のマレーシア留学

何もなかった男が、人生逆転するまでの軌跡を綴ります。

【後悔?】マレーシアでの海外生活が一年経ったので、正直に振り返ってみた感想【大学留学】

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早いもので、マレーシアに来てから一年が経った。

 

マレーシアにいると、時間の感覚を忘れる。

日本に住んでいれば、今年の夏は暑いなとか、11月なのに雪が降ったとか、慌ただしい季節の移ろいと共に時が経つのを感じる。しかし、常夏の国マレーシアは、文字どおり常に夏だから、今が何月なのか、たまに忘れてしまいそうになる。日本人は、四季と共に生きているのだと気がついた。

 

マレーシア生活一年目は、悔いの残る結果に

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「海外で暮らすなんて凄いよ!」

 

家族や友人は僕にこう言ってくれるけど、ぶっちゃけ僕は、全然この1年間に満足していない。

 

何かを成し遂げた訳でもない。結果を残した訳でもない。彼女の一人も出来ていないじゃないか。もちろん、例の忌々しいウイルスのせいで3〜4ヶ月は何もできなかった、と言い訳することもできる。

けど、それ以上に、「俺は1年間何をしていたんだろう?」と、後悔にも似たような感情を抱く自分がいる。

 

1年間、マレーシアで何をしていたんだろう 

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僕は一年間、何をしていたんだろう?思い返してみる。

 

①:大学生活

まずは大学生活。

コロナ前まではよかった。初めての海外生活。何もかもが新鮮だった。現地の親友ができ、語学学校のクラスメイトとも仲良くなって、キラキラとしたマレーシア生活を満喫していた。

 

しかし、今年の三月くらいからだろうか。突如始まったロックダウン。

 

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4月から入学予定だった大学は5月に延期。初めての講義がオンライン。本当に最悪だった。あんなので友達なんてできるわけがない。語学学校のクラスメイトは、みんな母国に帰ってしまった。外にも出れない。ずっと部屋の中で一人だった。

 

ひとりは嫌いじゃない。でも、一日中家に居るとあっという間にダメになってしまうんだ。憂うつ。なんにもいい事なんてない。とか言いつつ、日々の授業と課題に追われているうちに一学期は終了した。なんと、無事に全教科合格できのだ。中学・高校と、勉強なんてしたことがなかった元不良の自分が、海外大学の授業を英語で受けているなんて、奇跡だと思う。

 

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しかも、幸いなことに、今月から対面授業が始まり、愉快なクラスメイト達と楽しい大学生活を送っている。多分これから、より楽しい学生生活が待っているはずだ。生きていて良かった。

 

②:ブログ運営

あとは、僕の生業でもあるブログ

留学前からブログを書き始め、並行してTwitterも始めた。今のところ、130記事以上は書いた。

 

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いったい誰が真剣に読んでいるのだろう。でも、読者数は300人以上いるし、雀の涙ほどではあるけど収益も発生している。一定数の需要はあるみたいだ。最近は、同じ大学の日本人学生から「ブログ読んでます!」と言われる機会も増えてきた。ブログやTwitterを通して、人との出会いもあった。

 

ブログ運営に明確な目的はない。そもそも僕は、幼少期から独自の世界観みたいなものを持っていたし、自己表現が得意で、文才もそこそこあるから、単純に文章を書くのが好きなんだ。

 

しかし、予想以上に多くの読者さんがついた以上、感謝の意も込め、なるべく読み応えのある記事を書くようにしている。

「人生逆転のマレーシア留学」というブログ名の通り、もともと持たざる者だった街角のならず者が、少しずつ人生を変えていくというストーリーを楽しんで頂ければ幸いだ。

  

③:100冊以上の本を読む

この1年間で100冊以上の本は読んだ。

うち90冊くらいはKindle unlimitedで読み放題の作品だったから、年間の読書代はおそらく2万円ほど

 

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一時期は本当に読書しかしてなかった。

「海外生活をしているのに、読書ばかりするなんて勿体ない!」

 なんていう人は、てんで分かっちゃいない。

 

あえて母国から離れた所で、もう一度過去を振り返り、知識教養を深める。すると、日本の見え方や、幸福のカタチ、人生の意味とか、そういう普遍的な物事が全く違って見える。

 

 

何より、僕は臆病者だから、行動する前によく考える。予想を立てる。分析する。

 

そうなると、情報の質に気をつけなければならない。不特定多数が使うSNSの情報なんて、所詮は便所の落書きだし、その辺の人たちから適当に聞いた情報なんて、大抵は大した情報じゃない。僕はもっと明確な情報が欲しいんだ。

だから、自然と本を沢山読むようになり、結果的に一年間で100冊以上の本を読破した。

 

とはいえ、人との関わりだって大切だから、最近は積極的に人と関わるようにしている読書にハマり、ロックダウンで数ヶ月の自宅待機を経験したせいで、社交性を失いかけていた。人に戻ろうと思う。読書も悪くはないんだけども。 

 

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 よく思い返すと、成長しまくっていた

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何の結果も残さなかった一年間。全然満足していない。

 

こう冒頭で書いたものの、一年前の自分と照らし合わせてみると、全然違う自分が今ここに居る。

 

マレーシアで親友ができた。人との出会いがあった。英語力が上がった。大学で落ちこぼれずに勉強してる。マレーシアの街を巡った。100冊以上の本を読んだ。100記事以上のブログを書いた。ホームシックになって落ち込んだ。悩んだ。そこから立ち直った。先月から格闘技を始めた。先週から日本語教師を始めた。

 

なんだ。確かに、目で見て分かる数字とか結果は残せなかったものの、じゅうぶんに成長しているじゃないか。紆余曲折しながらだった。つくづく、人生とは真っ直ぐに曲がっているものだと思う。

 

ただ、あまりにも自分の世界の中に入り込んでいた。ロックダウンがあったから、仕方がないとはいえ、もう少し人と関わる努力をするべきだった、と反省している。

 

"一年"というキリのいい数字と、"海外"という非日常的な空間に何かを期待していたんだろう。たった一年で結果が出せるなら、誰も苦労しないし、仮にそうなら、世のおっちゃんおばちゃんは、何十個の功績や結果を残している偉人になる。冷静に考えて僕は焦り過ぎていたし、浅はかだった。

 

高く飛ぶ為には走助が必要

この前、叔父と久しぶりに電話をした時、こんな話を聞いた。

 

鍛錬という言葉があるだろう。鍛錬をするには、まずは鍛えなきゃいけない。30年はかかるぞ。そして31年目で、ようやく鍛えたモノが柔らかくなり、そうして自分で練り上げられるようになるんだ。

 

叔父は、いわゆる自営業の人だ。亡くなった父(僕の祖父)の家業を継いで、もうすぐ30年が経とうとしている叔父は、ようやく鍛錬の"練"にたどり着きそうらしい。

 

凄いな。やっぱり大人には敵わない。たかだか一年で何かを成し遂げようとしていた自分は、あまりにも安直すぎるし、まだまだ未熟だと思った。そりゃあ、冷静に考えれば、一山いくらの大学生風情に出来ることなんざ限られている。あまりにも自分を買い被り過ぎだ。

 

高く飛ぶ為には、まず助走が必要だ。欲張りは身を滅ぼす。焦らなくていい。 

 

一年後の自分を予想してみた

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さて、これから向こう一年は何をしようか。一年後の自分はどうなっているんだろう。

 

このご時世だから、 気軽にマレーシア国外へは出かけられない。しばらくは日本に帰れなさそうだ。悲しいけど、悲しんでいたって現状は変わらない。

 

優先すべきは、大学の勉強

まず、なんといっても大学の勉強。これが最優先だ。特に僕の場合、みんなが勉強をしていた中学・高校時代に遊び呆けていたんだ。今までのツケを払おう。懺悔のつもりで、学問に取り組まなければいけない。

 

取り組んでいる二つのボランティア活動

それから、僕には貧困の中で満足に教育を受けられない子供たちに、教育の機会を与えたい、という夢がある。そこで先月から、二つのボランティア活動を始めた。

 

まず一つは、ミャンマー難民「ロヒンギャ族の施設でのボランティア。ミャンマーから迫害されたロヒンギャ族絶対的貧困の中に生きる彼らに、僕は何をしてあげられるんだろう。ボランティアを通して、日々考えている。

 

 

そしてもう一つは、マレーシアのインターン校に通っている日本人の子供たちを対象にした、日本語教室でのボランティア。

 

 

日本語教室では、なんとこの僕が日本語教師として、子供たちに日本語を教えている。生半可な気持ちでは務まらないポジションだ。大学に専念しつつ、これらのボランティア活動にも精を出すつもりだ。

 

自分のやりたい事だってどんどんやる

その合間を縫って、自分の好きな事・やりたい事をしよう。

 

まずこのブログ更新少しずつだけど、面白がって読んでくれる人が増えてきた。僕自身、こうして自分の人生の変化を文章にして書くのを楽しんでいる。読者のためにも、そして自分のためにも、ブログは続けるつもりだ。

 

それと、先月から始めた格闘技。ボクシングをメインにムエタイも練習している。夏休み中なんて、一日二回もジムに通っていた。流石に大学が始まってからは、週2~3回くらいのペースになったけど、継続して練習を積もうと思う。毎回スパーリングでボコボコにされる。その度に自分の弱さを痛感し、強くなりたいという向上心も芽生える。心技体ともに鍛えよう。自分の身は自分で守れるように。そして、大切な人や助けを求めている人をも守れるように。僕に関わる全ての人に、「この男と関われて良かった」と思ってもらえるように。

 

まとめ:紆余曲折の一年間だった

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冒頭では、悲観的にマレーシアでの一年間を振り返ったが、よくよく考えるとすこぶる良い一年間を過ごしていた。

 

なんとなくで一年を振り返ってみても、何かを成し遂げた訳でもないし、結果を残した訳でもないから、「ダメな一年だったなぁ…」と後悔してしまう。でも、こうして丁寧に思い返すと、何にも代え難い1年間だったという事に気がつける。

 

もちろん、自分の努力あってのマレーシア留学だけど、応援してくれる家族や仲間、ブログやTwitterで僕を見てくれている方々、関わってくれる全ての人々がいなければ、今の僕はないと思う。

 

僕はぶっちゃけ全然凄くないし、特別じゃない。海外生活なんて、金と時間を叩けば誰だって出来る。本当に、僕は全然たいした人間じゃないんだ。その証拠に、つい最近も色々あって一人部屋の中で塞ぎ込んでいた。

 

 

そんな時、遠く離れた日本の家族や友達、マレーシアの友達が助けてくれた。人を救うのは人だ。マレーシアに来てから人に救われてばかり。次は僕が人を救う番だ。まだまだ青二才だけど、出来る事からしていこう。

 

この1年間、外国人として生きる中で、人に優しくし、困ってる人は助けよう、と思うようになった。これが何より一番の成長であり、収穫ではないだろうか。

 

今まで関わってくれた人たち、そしてこれから関わる人たち。全員に感謝を。

そして、来年の今年は、「ダメな年だったなぁ…」と後悔しないように、マレーシアで生きようと思う。

それでは。

 

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